宮城県石巻市の Kouso Spa Masha に行ってきた
こんにちは。ヒラマツです。
今日は、宮城県石巻市にある、Kouso Spa Masha(酵素スパ マシャ) さんに来ています。
マシャさんは酵素風呂が超有名で、全国からお客さんが来るとのことです。今日は、オーナーの尾形さんに色々、聞いてきました。
酵素風呂をはじめたキッカケ
ご存じの通り、ここ石巻市は、2011年の東日本大震災で甚大な被害を受けた街のひとつです。2013年くらいになると復興も徐々に進みましたが、街全体は以前のような活気がある感じではありませんでした。また、ちょうどその頃、私自身も震災の影響で、勤めていた建設関係の会社を辞めなければいけなくなり、「今度は石巻のためになる仕事をしたい」と考えていました。
そして、石巻をもっと元気にするには、「まずは女性を元気にするべき」と思いました。私自身も当時、母親として子育てをしていましたが、やはり、お母さんが元気だとその家庭も明るくなりますからね。
女性を元気にするためのサービスを考える中で、酵素風呂の存在を知りました。早速、知人の紹介で横浜にある酵素風呂を体験しに行きました。初めての酵素風呂は、熱々で、ふんわりして、フカフカして、とても気持ちよかったのを覚えています。そして、「これしかない!」という想いで、自宅の一部を使い、酵素風呂を開業しました。また、娘がアトピーで悩んでいたのも理由のひとつです。
移転直後にコロナ流行で営業自粛に
お陰様で、当店の酵素風呂は石巻で人気になり、連日多くのお客様が来店してくれました。そして、お客様から「体が暖まったので、エステもして欲しい」というご要望をいただき、エステも始めることになりました。開業から7年目の2019年には、物件のお話をいただき、現在のお店に移転しました。酵素風呂で微生物の力のすごさを実感していたので、発酵カフェも併設し、現在の美と健康をプロデュースする「Kouso Spa Masha」になりました。そして、これから本格的にサービスを拡大するタイミングで、新型コロナウイルス問題が、始まったんです。
政府や自治体からの「人との接触を控えよう」という新型コロナの対策は、飲食店だけでなく、すべての接客業にとって大変な時期だったと思います。当然、当店も例外ではなく、営業活動が制限される日が続きました。しかし、酵素風呂は生きているお風呂なので、休業日でも放置しておくわけにはいきません。いつか再び来店してくれるお客様の為に、お店で定期的に酵素風呂のメンテナンスをしていたことを覚えています。
ご縁や繋がりで支えてもらいお店も軌道に
そんな先が見えない日が続いていた時、当時、私が参加していた「ご縁紡ぎ大学」の校長、中村文昭さんが、来店することになったんです。中村さんは、講演で全国を行脚する方で、全国各地の酵素風呂を体験されていました。そして、そんな酵素風呂を知り尽くした中村さんが、当店の酵素風呂を体験されて、「マシャの酵素風呂は日本一だ」と周囲に発信してくれたんです。それまでお客様は県内が中心でしたが、それをキッカケに全国からもお客様が来店されるようになりました。人とのご縁や繋がりに改めて感謝した瞬間でしたね。
そして、地道な営業活動の甲斐もあり、酵素風呂の県内のお客様も徐々に増えてきました。パンデミック対策には、自己免疫力を上げるのも重要だと考える人が増えてきたのもお客様が増えた要因だと考えています。実際、「酵素風呂のお陰で、毎日が充実しています」というお声はたくさん頂きました。
マコモと出会いで、酵素風呂が進化
お陰様でコロナ渦でもお店が軌道に乗り、順調に営業ができている時、また「ご縁紡ぎ大学」の講師の先生の繋がりで、ボイストレーナーとして活躍されている物部彩花さんが来店されました。物部さんは、ボイストレーニングで、マコモを活用されていて、ご自身もマコモを愛用されていました。そして、物部さんから、リバーヴの小野寺社長を紹介いただいたんです。私は生まれも育ちも宮城県石巻市ですが、同じ宮城県内の、気仙沼のマコモとはこれまで殆どご縁がなく、子供の頃になんとなく聞いたことがある程度でした。そんな状況の中、気仙沼で小野寺社長とお話させていただき、マコモの歴史やマコモ菌のこと教えていただきました。
私は、酵素風呂で微生物のすごさを知っていたので、マコモ菌のすごさを理解するのにそこまで時間がかかりませんでした。そして、その時、マコモ龍宮城の建設計画もあったので、イベントのお弁当作りなどを手伝わせていただき、リバーヴさんとのお付き合いがはじまりました。
その後、リバーヴさんからご提案をいただき、昨年から当店の酵素風呂にマコモをブレンドすることになりました。実は、酵素風呂のメンテナンスは、とても大変なんです。生き物だから、日によって温度や香り、肌ざわりが違います。たとえマコモ菌が良い菌でも、ブレンドしたら必ず良い結果になるという保証はありません。しかし、当店はこれまで酵素風呂のメンテナンスで数々の失敗を経験して、ノウハウがたくさん蓄積されていました。そのため、多少の困難なら乗り越えられると思いました。そして、結果は、私たちの想定以上のものになりました。
酵素風呂は、微生物が発酵する時の熱で温度が上がります。その温度は、一般的には、60度台後半くらいです。しかし、70度を超えることはとても難しく、他店でも70度超えの酵素風呂は見たことがありません。酵素のメンテナンスは、そのくらい難しいんです。しかし、今回、マコモをブレンドしたことで、なんと、70度の壁を突破することができました。想定以上の結果となり、私たちも驚いています。何より、お客様にさらにパワーアップした酵素風呂をご提供できることをうれしく思っています。
今後について
お陰様で、現在も当店の酵素風呂を求めて、県内だけでなく全国からお客様がご来店されています。お客様のためにこれからもマコモを通じてより良いサービスをご提供していきたいと思っています。また、酵素風呂の同業で、温度を上げられなくて悩んでいるサロンは多いので、マコモを活用して温度を上げる方法を伝えていきたいと思っています。
ー 取材のご協力ありがとうございました。