マコモの製造工場を見学してきた
こんにちは。安藤です。
現在、マコモの本社(株式会社リバーヴ)がある宮城県の気仙沼に来ております。
これから、マコモの製造工場を見学してまいります。
安藤さん。はじめまして。製造部蘇生係の菅原です。今日はよろしくお願いします。
はじめまして。安藤です。工場見学楽しみにしてました。今日はよろしくお願いします。
安藤さん、工場に入る前に、まず白衣に着替えて頂けませんでしょうか。
ということで、白衣に着替えます。
準備完了!
念には念を入れて、石鹸でゴシゴシと。
ちょっと面倒くさいですが、衛生面をしっかりするのは大切なことですね。
マコモは、弊社の製造部資材係が管理する畑で育てられます。その後、畑で育ったマコモを刈り取り、乾燥して、チップ状にします。チップ状にしたマコモはこの工場に運ばれます。
資材係でチップ状にまでしてくれるんですね。ちなみに資材係はこの後、見学予定です。
【参考】 資材係の見学記事はコチラ。
この工場では、1.チップ状のマコモを洗浄する。 2.洗浄したマコモを蘇生する。 3.蘇生したマコモを乾燥させる。 4.乾燥させたマコモを粉末状にする。 5.粉末状にしたマコモを梱包する。 を行っています。
1.チップ状のマコモを洗浄する。
おおー! 初めて見ました。これが最後には細かい粉になるんですね。
形も色もいつも飲んでいるマコモではないです。これだけ見たら何の植物かわかりませんね。
おお。洗浄機にチップ状のマコモが投入されました。
2.洗浄したマコモを蘇生する。
一言でいうと、マコモの発酵熟成です。マコモ菌は生き物なので、育てるのにとても手間がかかります。ここでは、創業時から伝えられた独自の方法で、時間をかけてマコモ菌を育てていきます。こうして、マコモの命を育むので、「蘇生」と弊社で呼ばれているんです。
ごめんなさい。そこから先は企業秘密なんです。弊社の100年のノウハウが詰まっていますので。
残念です。。。いつか、入れるようになったら、教えてくださいね。。。
3.蘇生したマコモを乾燥させる。
そうですね。乾燥中は、手作業でほぐしたり、異物をとったりします。けっこう手間のかかる作業です。太陽の熱で、悪い菌は死滅し、マコモ耐熱菌を始めとした、良い菌だけが生き残ります。
そこは、問題なんです。天気予報を入念にチェックして、雨が降りそうな時は、社員全員で一斉に乾燥中のマコモを取り込んでいます。しかし、最近はゲリラ豪雨など予想が難しい雨もありますからね。なので、室内でできる乾燥機の導入を検討しています。
ちなみに、向こうに見えるのが、海です。3.11 の時は、津波が来て、工場の一歩手前まで来ました。本当に一歩手前までです。工場が浸水して流されなかったのは、何か運命的なものも感じてしまいますね。
海はかなり遠くにあるように見えますけど、ここまで津波が来るなんて本当に恐ろしいですね。
4.乾燥させたマコモを粉末状にする。
汚れやホコリではありませんよ。これはマコモの粉末です。粉末にする工程の中で、マコモの粉が舞ってしまうんです。ビニールで覆っているのですが、それでも横からはみ出てしまう時があります。
たしかに、ビニールの中の粉末機周辺もマコモの粉がすごいですね。
でも粉末にしたマコモを梱包する時は、余計な異物が入らないようにしなければいけません。梱包専属チーム(製品係)が細心の注意を払って梱包しています。
5.粉末状にしたマコモを梱包する。
こんにちは。製造部製品係の阿部です。ここからは、私がご案内します。
粉末機で粉末状にされたマコモは、こちらの製品係に運ばれます。そして梱包の作業室に入る前に箱をエアダスターにかけます。
当然ですが、異物やホコリなどがあってもここで全て除去されます。さて、今度は安藤さんの番です。安藤さんにもホコリや異物があるかもしれませんので、除去しましょうか。
ということで、まずは、ころころローラーで衣服に付着している余分なものを取り除きます。
そして、体全体にエアーが流れるエアダスター室へ。
ここですべてのホコリや異物が除去されます。
そして、中に入ってみると。。。
こんな感じ。
みなさん、ゴム手袋もして、体中が作業着で覆われています。マスクマンみたいになっているから、工場の外でお会いしても誰が誰なのかわからなくなりそう。
ここで、粉末状になった大量のマコモを袋に入れて、
ちゃんと重さを計測して、
パウチ容器に入れて、
パウチを閉じて、
完成!
別室に移動して、先ほどパウチしたマコモを少し形を整えて、
容器に入るように丸くして、
容器に入れたら、フタを閉めて、
完成!
おっと、今回、梱包していたのは、通常のマコモじゃなくて、ハーモニーだったんですね。
そうですね。お蔭さまで、最近は通常のマコモから、ハーモニーに切り替えるお客様が多くいらっしゃいます。ハーモニーを生産することも多いですね。安藤さんもハーモニーを少し持ち帰りますか?
ということで、小分けしてくれたハーモニーをゲット! しばらく贅沢なマコモ生活になりそう。
むこうの別室で、できたてのマコモを飲んでご休憩してはいかがですか。
ということで、最後は、工場見学の疲れをいやすかのように、できたてのマコモを一杯。
企業秘密の蘇生は見れませんでしたが、マコモができるまでの流れがとてもよく分かった工場見学になりました。
皆さまご協力ありがとうございました!