マコモの本社(宮城県気仙沼市)に行って来た(前編)
こんにちは。安藤です。
今日は、マコモの本社に行ってきます。
まずは、リバーヴ(旧株式会社マコモ)さんの仙台支社に行き、そこから車で本社まで行く予定です。
ということで、朝、頑張って早起きして、午前中に仙台に到着。
株式会社リバーヴさんの仙台支社に来ました!
東北の営業拠点とのことです。
直接こちらに来て、マコモの足湯を楽しむお客様もいるとのこと。
では、オフィスの中に入ってみましょう!
オフィスでは、さっそくマコモでおもてなし頂きました。
ありがたい。体が温まります。
今回はここからマコモマイスターの菊池さんに本社がある気仙沼まで車で連れて行って頂きます。
奥にいらっしゃる女性が、鈴木さん。
マコモやジザニアのスキンケア関連が得意分野とのこと。確かにお肌キレイですね。
では、美味しく、マコモも頂きましたので、そろそろ出発しましょうか。
仙台の市街地は、東京とそんなに変わりません。
大きなビルはたくさんあるし、渋滞もしてるし。
そうなんですね。ちなみに仙台から気仙沼までは、車でどのくらいかかるんですか?
そうですね。仙台は宮城県の南側、気仙沼は北側にありますので。
ということで、グーグルマップで調べてみると。
ホントだ。けっこう遠い。。。
129km で、主に一般道を走るんですね。
港町なので、漁業が盛んです。5年前の震災で津波で色々流されてしまいましたが、徐々に復興していますね。
そうでした。気仙沼は、3.11 の震災で、甚大な津波の被害があった町です。
3.11の震災というと一緒に取り上げられるのが、福島第一原子力発電所です。
しかし、「津波で被災した地域=原発の影響も受けている」と勘違いしている人がいまだに多くいるようです。
ちなみに地図にするとこんな感じ。
気仙沼から原発までの距離は、東京から原発までの距離とそんなに変わらないんですよね。
むしろ、気仙沼は、原発ではなく、津波の被害が甚大だったようです。
地図からわかるように、気仙沼は、震源地にとても近いのです。
確かに、津波の影響はまだ残っていて、道路が工事中でまだ舗装されていエリアはあります。国の工事にも優先順位がありますからね。
今回の気仙沼訪問は、マコモ以外にも学ぶことが多くありそうな気がしてきました。
さて、車は渋滞がなくなり、有料道路を走り始めました。
窓を見ると田んぼが多くなってきました。
のどかな風景。癒されます。
2時間ほど車に揺られて、ようやく気仙沼が近くなってくると、ショベルカーや、ブルドーザーなどの建設機械が多くみられるようになりました。
地平線まで建物が何もない。。。
このエリアは津波で殆ど流されてしまったエリアです。道路は作られましたが、それ以外は、まだ土のままですね。
ということで、車を止めて津波で流されたエリアを見てみました。
本当に何もない。。。
もはや、もともと何があったのかさえ、わかりません。
遠方の海岸沿いにカメラをズームしてみると、、、
何を作っているのかわかりませんが、まだまだ作業中って感じです。
ちなみに、近くには建設作業員の方が長期で宿泊する為の、仮設のプレハブ宿みたいな建物がたくさんありました。
さて、車も、ようやく気仙沼の町に近づいてきました。
小さな川があり、橋を渡った時に、橋を見ると、、、
津波で家や、車が流されて、橋のパイプにぶつかったのでしょうね。橋が使えないほど折曲がっているわけではないので、修理しないでそのまま使うことになったのでしょう。
菊池さん曰く、気仙沼の町では、こういう「修理しないでそのまま」が多く見られるそうです。
この先に橋を建設しているエリアがありますので行ってみましょうか。
そうですね。この辺はアスファルトで舗装されていないので、しばらく来ないと、道が変わってしまい、迷うこともあります。
道路もできていなければ、建物もない、エリアです。
工事費用が47億円。。。
ケタが違いすぎて、もはや高いのか安いのかもわからない。。。
白い壁は津波の防波堤かと思ったら、どうやら工事現場が危ないから壁を作っているだけのようです。
この近くに津波の被害を受けた建物がありますので、行ってみましょうか。
到着すると、びっくりな後景。
窓ガラスは割れたままだし、シャッターも壊れたまま。
津波によって破壊され、5年間、放置されているそうです。
詳しいことはわかりませんが、津波で建物が全部流されてしまっても、土地が更地で残っていれば、新しく建物を建てるだけですみます。しかし、建物が半壊状態などで残っていると、「建物の解体費用」と「新築の費用」のダブルでかかってしまいます。この建物は半壊に近いので、同じ場所に新築を建てるのをあきらめて、他の土地で建てたのではないでしょうか。
ふと、道路の看板をみると、看板が歪んでいました。
いえ、ここまで高くなかったので、おそらく建物が流されて、倒れ掛かったとかでしょう。ところで、そろそろお腹減りませんか? ランチにしましょうか?
昼食に向かった場所は、気仙沼 海の市 シャークミュージアム
サメの博物館や、地元の有名な飲食店、鮮魚や加工品のおみやげ店、などがあり、「学び」「グルメ」「ショッピング」を楽しむことができます。
ここでも見つけました。
正面の自動販売機の上の青い看板が見えますでしょうか。
3.11の時は、ここの高さまで津波がきたそうです。
建物の中に入ってみると、にぎやかな雰囲気。
さて、本日のランチは、、、こちらのお店で!
北かつまぐろ屋さん!
名前の通り、まぐろが有名とのこと。
注文したのは、、、
まぐろ三色丼(上)
メバチ中トロ、ビンショウ、ネギトロが入った丼ぶり。この店の人気商品とのこと。
さて、味は、、、、!?
はい。美味しすぎ。
マグロが分厚い。しかも脂のノリがハンパない。とろけます。
普段は回転寿司ばかりなので、久しぶりの美味しいマグロに感動。気仙沼に来てよかった。
喜んで頂いてよかったです。腹ごしらえもできたので、そろそろマコモの工場に向かいましょうか。
工場に向かっている途中、新築のマンションのような建物が見えました。
あそこのマンションは仮設住宅の方向けに、仮設住宅から引っ越しできる物件として、市が建てたんです。でも、建ててからだいぶ経つんですけど、まだ誰も住んでいないんですよね。
まず、仮設住宅に引き続き住んでいれば、家賃が殆どかからないという経済的な面があります。あとは、情報。被災者支援関連の情報は仮設住宅に集まるので、そこにいたいとか。一番大きいのはコミュニティーでしょうか。仮設住宅は、比較的震災前のご近所同士で住んでいます。昔からの隣人が仮設住宅にはいるのです。しかし、新築のマンションなどに引っ越してしまうと、誰かわからない隣人と住むことになります。特に年配の方には、今さら知らない人と暮らしたくないという思いがあるようです。
津波で家が流されたなら、マンションを用意すれば解決! っていう単純な問題ではないんですね。人間は一人で生きていく生物ではないですからね。考え深い問題ですね。
再び車を走らせると、ガソリンスタンドが、、、 あれ!?
屋根がない。。。
ここも屋根は津波で流されてしまったのでしょう。手前にあるのが、柱の残りかな? そろそろ工場に着きますよ。
マコモの本社(宮城県気仙沼市)に行って来た(中編) に続く。