食品認可の化粧品!?ジザニアスキンケア製品の歴史について聞いてみた。
こんにちは。安藤です。今日はジザニアシリーズのスキンケアについて色々お話を伺おうと思います。ということで、ジザニア入社から30年以上経ち、誰よりもジザニアを知っているメーカーの及川さんに会ってきました。
こんにちは。株式会社リバーヴの及川です。よろしくお願いします。
こちらこそ、よろしくお願いします。さっそくですが、質問させてください。ジザニアシャンプーは発売から既に33年が経過しましたよね。
そうですね。お蔭様で、長きに渡り皆様にご愛用いただいております。
スキンケアシリーズ(化粧品)もそのくらい前からあるのですか?
いえ、実は、今販売している全ての製品が一度に発売された訳ではないんです。
ええ、まず、平成元年にジザニアのシャンプーとリンスが誕生しました。その後、平成2年に「ビューティーオイルS」 が発売されました。
「ビューティーオイルS」がスキンケア化粧品として一番初めに誕生したんですね。
そうですね。でも、「ビューティーオイルS」は当初、化粧品としての発売ではなかったんです。
そうですね。「ビューティーオイルS」の主成分は深海ザメから抽出したスクワレンなので、いわゆる「肝油」です。
実は、深海ザメから抽出される生のスクワレン(純度99.9%)の精製技術を特許として保有していたんです。スクワレンには、DHAやEPA、ビタミンA・D・Eなど豊富に含まれているので、健康維持のために飲んで頂きたいと思い、健康食品として発売されたんです。
でも今では化粧品認可になっていますので、肌にお使いくださいね。(笑)
ちなみに、スクワレンは、私たちの皮脂にも10%も含まれる成分なのですが、年齢とともに、減少していきます。しかも、60代になると、20代に比べて2/3になると言われています。
そうなんです。なので、年齢を重ねる中で「ビューティーオイルS」など、スクワレンが豊富に配合されている化粧品を肌に塗布して、外から補給することも大切なんです。
なるほど。勉強になります。「ビューティーオイルS」のあとは、どの製品が発売されたのですか?
「ビューティーエッセンスS」といえば、プラセンタ・ヒアルロン酸ですね。まさかこの製品も食品として発売されたのですか?
その通りです。プラセンタは豚の胎盤、ヒアルロン酸は鶏のトサカから抽出できる成分で、健康食品としてみなさんに愛用されてました。
では、何がきっかけで化粧品認可として、発売することになったんですか?
時代の流れが大きいですね。多くのお取扱いサロン様からの要望があり、販売しやすいように化粧品認可を検討しておりました。
その後、新たに原料を製造しなければならなくなりましたが、ちょうどその時期に、特許製法のスクワレンがジザニア製品に限り化粧品認可が通ったんです。また、栄養補助食品として、エキス32(太陽と水の恵み)も発売されたタイミングでもありましたので、今後はより明確に「健康食品」、「ヘアケア製品」、「スキンケア製品」を分けていこうと考え、平成7年にジザニア・スキンケアシリーズが発売となりました。
そういうことだったんですね。なにか縁のようなものを感じますね。ジザニア・スキンケアシリーズは、一気に6製品(フェイス&ボディ ソープ、マイルドスクラブ、モイスチャーエッセンス、UVカットエッセンス、ビューティーオイルS、ビューティーエッセンスS)発売されましたよね。ターゲットやコンセプトみたいなものはあったんですか?
そうですね。6製品を一気に発売したのは、「汚れ落とし」→「日常のケア」→「スペシャルケア」まで全てジザニア製品で出来るようにしたかったんです。また、肌は排出器官としての役割もあるので、ジザニア化粧品では自身の肌のレベルを向上させるような製品コンセプトになっています。お蔭様で、愛用者様からもご支持を頂き、このラインナップになり、今日まで26年間続いています。
30年以上前に、成分にこだわったシャンプーを開発し、その後、26年間もスキンケア化粧品としてたくさんの愛用者様に使い続けて頂いているだけで安心感がありますよね。このような歴史や想いはなかなか聞けないので、すごく参考になりました! 今日はありがとうございました。