マコモありがとう会が設立されたので、代表にインタビューをしました
こんにちは。安藤です。
今日は、「一般社団法人マコモありがとう会」の代表理事、菊池淳哉氏と瀬戸山裕一氏をインタビューしました。
菊池 淳哉 氏 プロフィール
父がマコモ工場で働いていた為、幼少の頃からマコモを取り入れた生活を送る。社会人になり、自身もリバーヴ社のマコモ工場や営業部門で働き、奥が深いマコモの世界を日々研究している。近年は真菰のしめ縄や植栽など、多岐に渡りマコモの普及活動を行っている。マコモ歴は約45年。 |
瀬戸山 裕一 氏 プロフィール
19歳の頃、死か植物⼈間を宣告されるほどの交通事故に遭うが奇跡的に生還。その後、鬱・パニック症候群が理由でリストラされホームレスとなり転落人生を味わう。ホームレスから復活後、メンタルコーチプロ養成校に入学。ロンドン・ソチオリンピック日本代表強化選手、ボクシング世界チャンピオン、元オリンピック金メダリストなど世界で活躍するアスリートをサポート。現在は、「笑顔とありがとうで世界平和」「子供たちにステキな未来をバトンタッチ」をテーマに、環境活動や教育活動を⾏う。株式会社リバーヴ の顧問としても活躍中。 |
この度、設立された、「一般社団法人マコモありがとう会」は、マコモをキーワードとしての活動をするために設立された組織とうかがっています。なぜ、いまマコモが重要なのでしょうか?
そうですね。私は、令和の時代は「絆」や「調和」を大切にしていかなければいけないと思っており、そのキーワードがマコモだと考えています。
そうですね。例えば、私自身も被災した東日本大震災では、様々な援助や協力があった一方、様々な差別もありました。そして、今年の新型コロナウイルスも同じように、感染者や医療従事者に対する差別がニュースで取り上げられています。
本来、私たちは力を合わせないといけないのに、現代社会の利己主義、自己責任論、競争社会などの考え方が、差別主義を生んでいるのです。そして、このような問題は、日本だけでなく、世界でも起こっています。そのため、私たちは「調和」を大切にし、地球を元に戻す活動をしないといけないのです。
そうですね。阪神淡路大震災以降、北海道、東北、九州などで日本全国で大きな地震が発生しています。また、最近では西日本豪雨災害など水害の件数も多発しています。これは、地球が病気になっていると私は考えています。
人間はカラダに悪いものが蓄積し、それがあふれて出ていくと、病気という形で排泄します。そして地球も人間と同じように、悪いものが蓄積した場合、天変地異という形で排泄をするんです。私は、この問題は、「病気の症状に対処する」のではなく、「病気の根本を見つめ直して改善する」ことが大切だと思っています。
つまり、人間は地球の環境を支配する権利を持っているので、私達ひとりひとりが地球の中の細胞のひとつとして、キチンと活動することができれば、地球も健康になっていくのです。
ということは、原始時代のような生活をすればよいのでしょうか?
いえ、確かに原始時代のような生活をすれば良いのかもしれませんが、現実的には不可能です。なので、今のできる範囲で地球を健康にするには、まず私達が普段からの意識を変えることが重要です。今は、私達ひとりひとりは、地球にとって自分勝手なガン細胞かもしれません。しかし、私たち自身がガン細胞であることに気づき、意識を変えていけば、地球は健康になってき、次世代に良い形で地球のバトンタッチができるのです。この意識を変えるということを、私自身、3.11 の経験を経て、特に感じるようになりました。
私も菊池さんと同じように考えています。私は宮城県の川崎町にある廃校を活用した「みっけ学舎」の初代校長をさせて頂いています。「みっけ学舎」のテーマは、衣食住医を自分達でつくり、地球を大切にして、自給自足を目指すことです。また、私は水質浄化活動を始めとして、7世代先の子供たちのために、緑豊かな地球を残す活動もしています。これらの活動も、意識を変えて、取り組むことがとても大切なんです。
私が毎日行っている活動の1つにゴミ拾いがあります。世界中の人、ひとりひとりが、1日2つのゴミを拾ったら、なんと地球のポイ捨てゴミがなくなるんです。小さな取り組みかもしれませんが、ひとりひとりがこういう活動をすることが大切だと考えています。
ありがとうございます。そして、私も大切にしているのが「調和」です。私達は競争したり、争いで勝利しても幸せにはなれません。互いが尊重し合うのが大切だと思います。そして、「調和」をしてくれるのが、マコモだと思っています。
そして、真菰といえば、出雲大社です。真菰は、古来から浄化作用がある植物として、様々な神事で使われてきました。そのため、現在でも出雲大社をはじめとした多くの神社仏閣で愛用されています。
私自身、2018年、2019年と出雲大社公式行事 「涼殿祭」後に執り行われる正式参拝の代表玉串奉納者に選出いただき、真菰のエネルギーや可能性を大きく感じるようになりましたね。
それだけでなく、真菰は、菰米という実もなり、稲作が伝来する前は貴重な食料としても愛用されていました。つまり、真菰は、日本人の文化そのものであり、再びこれを日本全国に広めていくことが、原点回帰(グレートリセット)になると考えたんです。
これは、令和版の葦原中国(あしはらのなかつくに)の再生計画だと考えています。
葦原中国とは、日本神話の世界で、高天原と黄泉の国の間にあたり、私たちが生きている地上世界を指します。また、葦原は真菰のことでもあります。つまり、日本列島を真菰で再生して調和をしていくことです。私自身、日々、真菰のしめ縄や植栽活動などを行う中で、多くの方々から真菰に関する要望をいただいております。この真菰をキッカケとしたネットワークをもっと広げて1つになれればいいなと考えています。
そうですね。もちろん、これは私たちだけで実現できることではありません。皆さんのお力が必要です。真菰は地下茎で広がる植物です。私たちも皆さんと手と手を取り合いながら、地下茎が広がるように真菰のコミュニティーを作って、1つの輪を作りたいと思っています。そして、最終的には、「輪」を「和」にし、日本人としての「和」の心を取り戻して、感謝の気持ち(ありがとう)を大切にする仲間を増やしたいと考えています。
そうですね。そして、株式会社リバーヴだけでなく、マコモというキーワードで集まってくれる人はみんな仲間だと思っております。そのため、活動の幅を広げていくために、一般社団法人として、「マコモありがとう会」を設立したんです。
「マコモありがとう会」では、主に「神事」に関わることをします。そして、株式会社リバーヴは、「経済」に関わる活動をしています。「神事」と「経済」、この2つがあることで、「神経」が通うのです。真菰に血液が通うのです。
代表理事の私と瀬戸山氏だけでなく、他にも個性的な理事が多く、楽しい仲間たちです。みなさんもいい意味で巻きこまれていって欲しいと思います。
私自身、生涯マコモに関わっていこうと思っている中で、こういった1つの形になることはとても嬉しいです。形にすることから物事が動くことはたくさんありますからね。今後の私たちの活動に期待してください。
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